今回は雨ばかり・・・まさに雨男


8月12日 曇り〜雨


 三度目となるお盆期間中の北海道。多分、仕事が速く終わると思い込み22時のフェリーを予約したら・・・ものの見事に目論見がはずれ急遽理由を話して帰宅。危うく自宅待機で今夏終らせる所だった・・・されど受難は続き自宅出発時間から乗船時間まで約3時間。交通量の少ないR101を選択し走り出すも、県境を越えた頃より曇り空から狙い済ましたかのように雨が降り出す。本降りになるその時まで雨合羽我慢したものの、10分後本降りに・・・雨合羽のみ着込み、レイングローブ(ただのゴム手)・ブーツカバーを装着せず。時計を見ると残り2時間半と少しばかり余裕が無い。五所川原到着する頃にはグローブ&ブーツは完全に水浸し。ここから、津軽自動車道(無料)利用で一気に時間短縮と思いきや!「お前、わざとだろぉぉぉ」ってくらいに遅い。示された速度から20キロ前後遅い・・・絶望感を抱かずにいられない。脳裏をよぎるものは、出航後のフェリーを見送り涙する己の姿。それでもどうにか、フェリ乗り場まで10キロ前後の地点で時刻確認すと残り30分。心に余裕を抱けぬままフェリー乗り場到着。
 しかし!受付が別の場所(ナッチャン接岸する所)が受付に・・・残り10分「なにぃぃぃぃ」と叫びながら走り&受付終了。その後、雨の中30分ほど乗船待ちに・・・
 乗船後、神奈川より自走された大学生とツーリングについて語り就寝。これが今夏、雨の洗礼を受ける年の序章になるとは・・・


8月13日 雨


 フェリーは定刻通り函館港に接岸。言うまでも無く土砂降りである・・・下船後、フェリー乗り場内にて互いの旅の安全と充実を願い神奈川の大学生と握手を交わし別れ、雨合羽着用後、暫し走り出す気持ちになれぬまま漆黒の空をみあげたまま沈黙。20分後重い腰を上げ走り出すも、時折すれ違う対向車のライトの乱反射で視界不良に怯えながら思うように距離を稼げず悪戯に時は流れ行く。4時近くに一度目の給油のため長万部の給油所に立ち寄る。時刻は午前4時なれど今だ漆黒の闇。朝がこないのではと思えるほどに不安と疲労が圧し掛かってくるのを感じながら、己を鼓舞し走り出す。いつもならR5〜R37・230を走り行くのだが今回はETC割引を利用する事にして一路小樽を目指しR5を北上。黒松内を通過する頃に空も少しずつ明るくなりはじめ小雨となる。ニセコの道の駅にて一息入れるも、自販機にホットが置いてない。体を温めたかったのだが、眠気覚ましのため冷たいコーヒ購入す。気休めにも寒さ対策の一つとして飴を数個持参するべきだったと思いながらコーヒーを胃に流し込み出発。
 余市手前にて寝不足が原因と思われる幻覚を見始める。久々である、めったな事では起こらないイベントに驚きならがら道の駅余市にて小雨の中、開店前の売店の軒先にて気温低下に震えながら15分程仮眠。ここから気合を入れて小樽ICより札幌自動車道を経由してサロマ湖に14時着。予定ではこの時間帯には知床は羅臼にて約10年振りに感傷に浸ってたはずなのに。ひとまずは恒例行事の一つ北勝水産にて土産としての帆立購入に。されど今年は養殖物のみ販売である数年前も同じ事が・・・取りあえずは送る。この日の天候は、終日に渡り雨のまま幕を閉じる。16時には2年連続でお世話になるとほ宿着。その後は当然宴会。
 雨の中の走行にて神経を使いすぎてか早々にダウン。                     
                                                                        本日の走行距離   679Km         


8月14日 晴れ〜一部にて雨


 久々に起こされて朝食。普段は旅先においてどれ程呑んでいようとも朝は早いのだが。時折、起きる事が出来ない年が・・・
朝食を済ませダラダラと1時間。結局連泊と決めて早々に受付を済ませ、旅立つ旅人さんを見送り常連の方々だけが残りました。
 昨日の天気が嘘のように晴れ渡り、皆に習い洗車。これが良くなかったのか?途中雨に降られて「せっかく洗車した&ブーツ&グローブ乾いたのにぃぃぃぃ」とヘルメットの中で叫ぶ結果になるとはこの時知る由もなく、鼻歌まじりに洗車してました。
 今回は約3年振りに思い出深き知床に向かう。R238(常呂付近)にて取締りがあり、ハーレー2台が・・・合唱。
R238〜244〜334〜農道〜R334を経由してウトロ着。久々に訪れたウトロに言葉を無くした・・・思い出深き地の様変わり要に「・・・・・」所詮は、一観光客である己には何も言えない事なのだろうが。今から12年前、バイク故障で住み込みでバイトしてた頃のウトロの面影を見ること叶わず。感傷に浸りながらまずは知床峠に向かう。知床五胡との分基点を過ぎた所より路面がぬれ始めるがかまわず走ってると!雨・雨・土砂降りじゃぁぁぁぁぁ。ついに中腹と思われるPAにて雨合羽のみ装着。グローブ&ブーツはまたしても水浸しである・・・山頂では風雨が激しく引き返す事にした。またしても羅臼側を断念である、くやしい〜。13年前に金が無くテントにて2週間すごしたキャンプ場に足を運ぶ事叶わずである。
 おとなしく戻る。新しく出来た道の駅にて1時間ほど日干し、色々な思いが後ろ髪を引きながらウトロを後に次の目的の地に走り出す。今季初の地(たた気づかなかっただけなのだが)来運公園に。願い事が叶うらしい、この日はお祭り。ただ!時間帯が合わず参加を断念し湧き水を頂戴と参拝。その後は恒例の清里町にて、ジャガイモ焼酎購入。くしくも、お袋の思い出の地で、何処かしら縁を感じる場所である。


  
来運公園


 焼酎購入後はぷらぷらとお気に入りの道々250〜944を経由してR391〜R244〜R238にて宿に。そして、夕食後には宴会突入にて午前2時位まで呑んだのかな???                                         
                                                                            本日の走行距離302Km


8月15日 晴れ〜一部にて雨


 この日より起こされる事無く普通に起き出す。 朝食後、合いも変わらずだらだらしながらパッキング。時刻が9時を示す頃、皆さんに見送られながら走り出す。行きは、旭川紋別自動車道で帰りは車の流れがほとんど無い貸しきり状態のR333を気持ちよく走る。北見峠のPキングにて、見るからに走り屋のお二方が休憩中・・・「頼むから来ないでくれよ」ヘルメットの中で呟き、以前に美幌峠にて待ち伏せ?で追われた事を思い出いだした。
 R273経由で上川に。ここから、旭川紋別自動車道〜道央自動車道にて滝川まで。進行方向には黒雲が横たわって嫌な予感・・・暫し遥か前方の空を睨んでたが黒雲が消える訳でも移動する訳でも無く、多分大丈夫と思う事にして走り出す。これが大きな間違い。3キロも走っただろうか?突然の豪雨である。わざとした様に前方を走る車が速度を落とし始めるではないか。路肩に止め雨合羽着込もうかと思ったのだが、怖いので愛別ICまでひたすらに走る。IC近くで雨も一時的にやみ、すでにパンツまでびしょ濡れ状態のまま駐車場にて雨合羽を着込み走り出す。


  
解りにくいですが、革ジャン・Gパンすべてびしょびしょです(泣)


 その後は降ったりやんだりの繰り返し。滝川が近づく頃にようやく空も晴れ、IC降りてから雨合羽を脱ぎ濡れた衣服・グローブ・ブーツを乾かすように走り出す。いつ以来となるだろうか?R38を走るのはと考えながら南下し途中、道の駅芦別にてトイレ休憩後だらだらと本日の宿に。

                                                                           本日の走行距離 302Km


8月16日 晴れ時々通り雨


 朝4時起床されど早すぎて2度寝するも2時時間後目覚め宿周辺を散策後、朝食の時間に。連泊なので気になってたカフェ、ゴリョウに出かけその後どうするか思案していると、オーナーより「昼にバーベキュウするから、参加する?」と少し悩んでから参加の旨を伝えて、それまでの時間は目的のカフェに。しかし!開店11時まで1時間以上あるではないか・・・何となく恒例となりつつあるニングルテラスに。車は多かったのだが、人はそれ程と言った感じである。開店時間が近づいてきたので、カフェに向かう。
 雰囲気のよいお店でした。お薦めです!
 宿に帰り、バーベキューでお約束?昼からビール♪贅沢だぁぁぁぁぁぁ。調子づく。締めの秋刀魚をつまみながら日本酒である。最高ぅぅぅぅぅ♪
しかし!突然の通り雨。慌ててパラソルの下に避難し、雨雲が去った後お開きとなり片付けして昼寝。
 夕食はスペシャルイベントって事で、2日前にチェックしていつか訪れたいと思って北海しゃぶしゃぶ千成に。ここで又呑んでました・・・お肉美味しゅうございました♪宿に戻り暫し談笑。22時就寝

                                                                             本日の走行距離32Km


8月17日 雨〜曇り


 朝、雨音で目覚める。「おいおい最初から最後まで雨かよ・・・」呟きながら空を睨む。「最終日の今日は雨で始まるのかよ」とMAP広げながら、どのルートで苫小牧まで行くか頭を掻く。朝食を済ませ、同宿の方々の旅立ちを見送って10時近くまでダラダラ。この頃には曇り空となり、外に出てみると進行ルート上に黒雲が・・・慌ててパッキングし雨合羽はすぐに出せるようにし、宿主・同宿の方々に別れの挨拶を済ませそうそうに出発。R38〜道々135〜452〜道々116〜30〜38経由で、12年ぶりに夕張市に。その後、道々38〜3〜R234経由で苫小牧東を目指す。苫小牧市街地で迷走・・・時間に余裕があるとは言え焦る。フェリー乗り場の看板に従い走るも、新日本海フェリー乗り場は逆でUターンでまたまた迷走しどうにか日高自動車に。フェリー乗り場を過ぎて、道の駅むかわにて温泉。少しでも時間があれば温泉である。
 さっぱりした所で今度こそフェリー乗り場に。乗船待ちの間、乗船順番待ちで前に居た同郷のライダーと今回のツーリングについて語る。定刻通り出航し、窓より離れ行く北の大地に思いを残し晩飯とする。その後、乗船前に雑談をしたライダーとビール片手に談笑。
 朝には秋田到着、今回の旅も終りをつげる。下船後は、ぶらぶらと自宅まで走るのみ。今回は、最終日のみ雨に降られなかったな・・・

                                                                           本日の走行距離 221Km