5月3日(晴れ)


 5時起床。6時には九州に向けて走り出すハーレーのグルゥープを見送りながら、いずれは九州と心に刻む。
ダラダラと撤収準備をしながら8時には足摺岬に向けて走り出す。R321〜県道348(足摺スカイライン)経由で岬に。途中、足摺スカイラインをフリーランとし個々に走るも途中の右コーナーでなぜかしら?タイヤがすべりアウト側にもっていかれて危うく転倒しかけるも事故らずに無事に岬到着である。GWゆえに混雑してもののどうにか観光できたものの、パッキングが下手なものでパッキングの手直しに暫し時間を費やしロスタイム(汗)


  
         火曜サスペンスを思わせ他のだが(笑)                   ジョン万次郎像                                   


 ここから四万十川を目指す。この時点で、小豆島行きを諦めざるえない事に(涙)
何よりも沈下橋が見たいと言う、吾輩の我侭とも言える要望を2人が受け入れてくれた事に感謝。R321まで戻り途中、海の駅あしずりにて港祭りの看板がぁぁぁぁ。でもスルーす(涙)鰹のたたきがぁぁぁぁぁぁ。
 R56〜R441〜県道340経由にて佐田の沈下橋見学。徒歩で橋を渡りきると鰻の蒲焼の良い匂いがすれど!お値段・・・3700円(汗)私的には物凄く食べたかった。何せ昼時だったしね、されどお二方の「却下」のお言葉に涙を呑んで?断念すよぉぉぉぉぉ。駐車場に戻り、アイスクイリン(200円也)を食す。アイスクリン販売のおば様、色んなお話有難うございました。途中、ほとんど観光の人が居ない沈下橋にて撮影会。その後は、四国カルストを目指し走り出す。


  

少しばかりドキドキしながら往復橋を渡る(笑)


 R439を経由で四国カルストを目指す。最初のうちこそ、「与作♪」と口ずさむ余裕があったものの・・・次第に余裕も無くなり、道が狭い・道の真ん中には苔が・ほぼ林道でしょう?まさに!酷道である。二人に言わせると「全線走らないし、ここなんて序の口」と「おいおい、マジすか?」と思わず聞きかえすほど。軟弱ライダ^だな俺は(苦笑)
 道の駅四万十大正にて遅めの昼食とする。やはり秋田からっと言う事で、沢山の人から声を掛けられる。かなりの緊張感の中を走ったせいか?腕の震えが止まらないのと膝が笑ってるではないか・・・



カツ丼セット うどんが物凄く美味かった♪


 暫し散策と柔軟体操で四国カルストを目指してR439を走る。
途中より県道26をへて太郎川公園に。道の駅ゆすはらにて今後の予定を話し合う事30分。太郎川公園にてキャンプと決め受付と設営に入り、現時刻16時である。管理人さんの話によると往復1時間程で四国カルスト行けるとの事だったのだが、明日にする事にして商店街に買出しに。戻ってくると、物凄い事になってるではないか足場も無い位にテント村と化していた。
 夕食準備後に近くの雲の上の温泉に。ここもまたいも洗い状態で体を洗うのに10分以上待ちであったのには参った。さっぱりした所で、夕食&小宴会である。周辺のグループも小宴会突入である。そうこうしていると、信州ライダーいっし〜氏がワンホールのケーキとウイスィー差し入れで参戦(笑)ご馳走様でしたぁぁぁぁぁ。酔いも回り口も回り(笑)大変楽しく四国最後の夜である。22時を過ぎる頃には周りも少しずつ静かになり、我を残してそれぞれ撤退。吾輩も10分程黄昏て寝袋に潜り込む。
                                               本日の走行距離206Km   就寝23時


5月4日(小雨のち曇り)


 5時起床。テント内でボーとしていたら、のぴすけ氏&いっし〜氏の話し声が聞こえてきたのだが低血圧なので会話をただきいているだけとなった。もそもそとテントから這い出して昨夜の片付けを始めながら見上げると空模様は今にも泣き出しそうな感じである。これで、四国カルスト行きは断念。果たして昨日のうちに行っておくべきだったのか今だ疑問である。本日の宿は、倉敷にあるライダーハウスに決めて連絡するも繋がらず(帰ってきてから確認した所、暫く閉所との事)
 さ〜あ!ここから大変、何せ当てにしてた所が駄目なのだから・・・あれほど混雑していたキャンプ場は閑散とし、後に残された我々は霧雨の中で思い思いの場所にて携帯電話と睨めっこである。約30分後、どうにか岡山駅周辺にビジネスホテル予約出来たので早々に走り出す事にする。路面は濡れ少しづつ体に浸透してくる中、興味を引かれる案内板を横目にただただ走る。(涙が出るほど切なかった)
 松山自動車道・しまなみ海道にて四国を後に。妄想と夢にまで見たしまなみ海道を、ただ走るだけとは・・・「次回の課題だ」とメットの中で呟く。西瀬戸自動車道を降りてR2を経由し途中少し遅めの昼食に。広島と言えば、「お好み焼きぃぃぃぃぃ」と期待。されどラーメンとあいなりました・・・山陰自動車道にて岡山に。
 15時過ぎにビジネスホテル着。キャンプ場出発前に、岡山の友人(旅友)に「本日、岡山泊」とメールした所。「抜き打ちで来るなぁぁぁぁぁ、これから明日休むと上司に進言する」とメールが来まして・・・まさか!再会出来ると思わなかったので驚く。(彼は、自宅に宿泊させようとまでしてくれた)
びむ氏・のぴすけ氏には事情を説明して了解を得る。
 待ち合わせ時間まで早かったので、のぴすけ氏と共に駅ビルに土産物を購入に出かける。1時間後、岡山駅前にて懐かしい声が。蘇りし過ぎ去りし時の思い出。しかし、再会の最初の言葉が「変わってないね〜体型以外」(笑)
って「お互い様だろう」(笑) 実に12年振りの再会である(涙)
 当時、貧乏ツーリング中にバイクが故障して修理代を稼ぐために知床半島はウトロにて住み込みでバイトして時に知り合った友である。一時期、疎遠となったのだが。今こうして再会できた事に感涙であり、当然!当時の思い出話で盛り上がる。岡山城や後楽園を観光案内してもらいながら話は当然、現在の生活に移る。市内では一押しと言われる、串揚げの店にて杯を交わし、改めて再会の喜びと思いのたけを語り合う。2軒目で日付が変わりそうになったので、語りつくせぬけれど時が無く。互いに、別れの言葉を呑み再会を約束して別れた。帰り道は、何処をどう歩いたのか・・・部屋に戻りそのまま眠りについた。
                                                本日の走行距離 311Km  就寝 不明


5月5日(曇り)


 5時起床。なぜか?携帯を握ったまま寝てた。まずは熱いシャワーを浴びてホテル周辺を散策、本日の天気予報をTVで見ながらお茶をすすりながらぼんやり。7時集合で3人で朝食をと今日の予定について話合う。もっとも本日は移動日でしかないのだけれど・・・
 9時に曇り空の中、一路新潟&東京に向けて走り出す。R53より山陽道に神戸近郊で少しばかり迷走となり一般道を走る。独りであれば間違いなくパニックであろう事も、さほど気にする事も無く高速に乗りなおして走り出す。途中、中国道で事故渋滞と名神では自然渋滞にて思うように走れず苦労す。北陸道に乗り換えれど高速とは思えない流れのまま天候はどんより曇り空。石川県に入る頃には海側よりの横風が強くなり、いささか苦労する。米山SAにて、のぴすけ氏と熱い握手を交わし再会を約束し途中解散となる。
 長岡Jctにて手を振り、のぴすけ氏と別れびむ氏と二人に。流石にここまで来ると流れもスムーズになり日も暮れた北陸道を哀愁?を漂わせ走る。黒崎PAにてフェリー乗船までの時間調整と最終給油として、今回のツーリングについて談義する。19時過ぎる頃にフェリー乗り場に走り出すも・・・久々の新潟である。思いっきりフェリー乗り場の看板を横目に通り過ぎて1時間程迷走である・・・
 新潟市近郊をほぼ一周してどうにか20時過ぎに無事に到着。乗船手続きをしていると、昨年往復のフェリーで一緒だったZRX乗りのライダーに声を掛けられ思いがけない再会に驚いた。「今年は走らないのか?そう思ってましたが、お会いできて良かったです」と満面の笑顔が嬉しかった。(この年は、数多くの方々と再会する年となった)
 乗船手続き終了後、腹を満たすためにコンビにを探し右往左往。フェリー乗り場に帰りがけ近くにコンビニ時発見(汗)



乗船前の待機中


 待機中、普通に自走で帰れたと・・・もっとも独りだと実行しないだろうがね(苦笑)
乗船開始後、定刻通り出航。缶ビールで「お疲れ〜」と乾杯し遠ざかる新潟港を眺めながら今回の旅の終わりを少しずつ噛みしめる。のぴすけ氏より無事帰宅の報を確認後、静かに眠りにつく。
                                                                   本日の走行距離 844km   就寝0時


 5月6日(晴)


 定刻通り秋田港接岸。毎度の事ながら下船後ほとんどのライダーが南に向け走り出す。北に向かいしは我ら二人なのだが例年なら独り家路に向かう所なのだが、独りで無い事がこうも違うものなのかと思いながら遠回りして家路に。
 かの地を夢見ながらまた訪れたいと思いつつ旅を終える。                             本日の走行距離 85km



ツーリング後のフロントタイヤ
雨が降らなくて良かった